今回は明日2020年10月24日のホロスコープに現れるTスクエアについて見てみます。
こちらが、10月24日の 12:00 時点でのホロスコープです。
太陽・水星と天王星と月によるTスクエア
蠍座の太陽・水星と牡牛座の天王星はオポジション(180度)に、水瓶座の月と太陽・水星、また天王星はそれぞれスクエア(90度)になっています。

このようにして形成される複合アスペクトを「Tスクエア」と呼びます。
Tスクエアは緊張感のあるオポジションとスクエアから成るため、葛藤のある配置となっています。また、このTスクエアに関わる天体は、蠍座・牡牛座・水瓶座という、どれも固定宮のサインに属しています。
そのため柔軟性が失われがちになります。いかに柔軟さを取り戻すかが、鍵になるでしょう。
蠍座の太陽・水星は相手との深い繋がりを求め、また関係性の変化を求めてコミュニケーションを取りますが、牡牛座の天王星はそれに対して「今のままでいいじゃないか」とさとします。
一方で水瓶座の月は”グループ”や”集団”といったものを大切にしており、その中に属するひとりひとりに細やかに目を配ります。
蠍座の太陽・水星が特定の相手との一対一の関係を重視するのに対して、水瓶座の月は集団の中の個々人を大事にしようとします。
牡牛座の天王星が現状維持を図ろうとするのに対して、水瓶座の月は、集団をよりよい集団へと改革させようとします。
このように、太陽・水星と天王星、そして月はどこか足を引っ張り合うような配置です。
嫌いな人や相性の悪い人とどう付きあうか
グループや集団も、個々人が集まってできあがったものであり、内在する個々人を無視するわけにはいきません。また、人が増えればその分、相性の悪い人と出会う確率も増えるでしょう。
人間の好き・嫌いや相性のよい・悪いは、コントロールできないことですから、嫌いな人や相性の悪い人とはなるべく関わらない、関わる必要があるなら事務的に関わる。それが、自分の心を乱さないための作法ではないでしょうか。
もちろん、嫌いだと思っていた人について「ほんとうはこういう人だったのか、誤解してた」とか、そういうこともよく起こりますが。
(反対に好きな人を嫌いになるということも、また起こり得ますね……)
ただなんにせよ、誰とでも仲良く、なんていうのは土台無理な話なので、それを目指して苦しくなってしまわないように気をつけてくださいね。
誰ものことも嫌わない、も、誰からも嫌われない、も、無理な話なのです。
あたなが心地よい人間関係を増やしてゆけることを願っています。