【太陽とキロン】劣等感はあっていい

 2020年9月30日の 5:00 頃、太陽と小惑星キロン(カイロンとも呼ばれます)がオポジション(180度)のアスペクトをとります。

 キロンは占星術の世界では「心の傷」「トラウマ」また「癒し」などの意味を持っています。

 今回はこのキロンと太陽のオポジションについて考えてみます。

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牡羊座・第7ハウスのキロン:他人と自分を比較して落ち込んでしまう

 こちらが、太陽とキロンがオポジションとなるときのホロスコープです。太陽とキロンがオポジションとなって、真っ向から対立するような形になっています。

 キロンは牡羊座・第7ハウスに、太陽は天秤座・第1ハウスにあります。

 牡羊座は12サインの始まりのサインで、生まれたてのエネルギーに満ちており「自分」というものを象徴しています。

 第7ハウスは「他者とうまくやっていく」というハウスです。

 12ハウスのうちの前半の第1ハウスから第6ハウスまでが「自分との関係」を表すとすれば、第7ハウスからは「他者との関係」「社会との関係」「世界との関係」と、関係性が広がっていきます。

 第7ハウスはちょうど、自分の世界から出て、初めて外の世界に触れるハウスです。

 さて、牡羊座のキロンは自分らしさというものに関する傷を表しているといえそうです。

 例えば、自己肯定感が低くなったり、自信がなくなったりするかもしれません。

 そしてそのキロンは、他者との関係性を示す第7ハウスにありますから、他者との関わりの中で劣等感を覚えたり、自己評価が下がってしまったり……、というイメージが見えてきます。

天秤座・第1ハウスの太陽:自分をしっかり持ちながら他者と調和する

 一方、太陽は天秤座・第1ハウスにあります。

 天秤座はバランス感覚に優れていて、調和を愛するサインです。

 そして第1ハウスは12ハウスの始まりのハウスであり、自分自身というものを象徴しており、初めて自己を認識するようなステージです。

 太陽が示すものは目指す未来です。

 天秤座の太陽は、他者との調和へ向かおうとしています。しかしその太陽は「自分自身」の象徴である第1ハウスにあります。

 他者との関係を築くにも「自分」がいなければはじまりません。周りにあわせるために自分自身の個というものを完全にころすことを「調和」とは言いません

 そしてこの他者との調和に向かおうとする太陽の足を、キロンが真っ向から引っ張っているような形になっているといえるでしょう。

終わりに:劣等感は成長するエネルギーにもなり得る

 カイロンは「傷」と同時に「癒し」をも意味します。

「自分自身」を表す牡羊座と「他者との関係性」を表す第7ハウスは、相反するもののようにも思えます。けれど、結局は他者があなたをあなたたらしめているのです。

 他者がいるから、他者と自分とを比べて劣等感を覚える。ですが、その劣等感はうまくコントロールできれば、成長するためのエネルギーになります。

 人間なんですから、優越感だって劣等感だって覚えます。ただそれに呑みこまれたり、振りまわされたりしないように気をつければいいのではないか、と思います。

 優越感や劣等感に翻弄されると、しんどくなったり、人間関係に歪みが生まれたりしてしまいます。

 天秤座の太陽が目指す他者との調和は、自分と他人を比べてばかりいても、訪れません。わたしはわたし、あなたはあなた。ただそれを認めるということです

 ときには比べることで頑張れたり、あるいは自分は恵まれているのだと気付けたりすることもあるでしょう。ただ、やたらめったら比べてばかりでは疲れてしまいます。

 また、キロンが第7ハウスにあることは、他者によって心の傷が癒されるということの示唆であるとも見ることができます。

 心に大きな傷を抱えている人は、他者(特に医者やカウンセラーなど、その道のプロ)に頼ることも必要になります。

 あなたの心の傷が少しでも癒えますように。

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