【向かいあうふたつのサイン】生きていくうえではバランスが大切

 ぐるっと円を描く12個のサインは、向かいあう2つのサインをひとつのペアと考えて、6つのペアに分けることができます。

 向かいあう2つのサインは、二区分(男性星座・女性星座)と三区分(活動宮・固定宮・柔軟宮)は同じですが、エレメント(火・地・風・水)が異なります。火と風、地と水がそれぞれ対になっています。

 今回は向かいあう2つのサインの特徴をそれぞれ見比べながら、生きていく上で必要となる様々な視点・行動のバランスについて見ていきます。

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牡羊座と天秤座「主観的なわたし」と「客観的なわたし」

 牡羊座は火のサイン、天秤座は風のサインで、どちらも活動宮・男性星座です。

 牡羊座は自分というものを外の世界に打ち出そうとします。対して天秤座は、外の世界と調和することに重きをおきます。

 牡羊座にとっての「わたし」とは、自分の内側から自然と湧きあがってくるものですが、天秤座にとっての「わたし」とは、相手から見えている自分の姿です。「主観的なわたし」と「客観的なわたし」とも言えます。

 実際にわたしたちは、いつでもこのふたつの「わたし」を持っています。

 わたしたちは社会生活の中で、相手のフィルターを通した自分というものを少なからず意識しています。そうでなければ、マナーもルールも生まれません。

 みんなが自分勝手にやりたいことをやっていたら、社会というものが破綻してしまいます。

 ところが、この「相手から見えている自分の姿」を気にしすぎると、今度は自分のやりたいことができなくなる(それが誰にも迷惑をかけなかったとしても)、あるいは自分が何をしたいのかもわからない、という状態になってしまいます。

 牡羊座の主体性は行きすぎれば「自己中心的」になり、天秤座の調和しようとする態度は度を越せば「主体性がない」と言う状態になりかねません

 主観と客観はそもそもふたつでひとつ、どちらか片方しかないということはありません。同じように自分を見る視点も、主観と客観をバランスよく持っている必要があります。

牡牛座と蠍座 「現状維持」と「現状打破」

 牡牛座は地のサイン、蠍座は水のサインで、どちらも固定宮・女性星座です。

 牡牛座は生まれ持ったものや自分の持っているもの、また五感や経験といったものを大事にしています。それらがなくなることを恐れ、現状維持に重きをおくサインです。

 一方で蠍座は探究心があり、特定のひとつの事柄やひとりの人と深く繋がることを求めます。また、その繋がりを通して自分自身を変容させたいという願いを持っています。まだ手に入れていないものを欲し、現状打破を試みるサインともいえるでしょう。

 実際のところ、永遠に現状維持し続けるのは不可能です。またそうでなくても、現状維持を続けていれば、どこかで行き詰まります。そうすると現状打破もまた必要になってきます。 

 ところがむやみやたらと自分を変えつづければ、いずれ自分を見失ってしまうでしょう。

 持っているものや与えられているものはやはり大切にするべきです。一方で、望むものを手に入れるため、また望む未来に向かうために行動することもやはり必要です

双子座と射手座「知識の収集」と「知識の探究」

 双子座は風のサイン、射手座は火のサインで、どちらも柔軟宮・男性星座です。

 双子座は身近な世界の中での実践的な知識に関心を持つサインです。色んなことを知りたいと思っていて、知ったことを実際に使ったり、また他人に伝えていったりすることも上手です。

 一方、射手座は広い世界へと飛び出して様々な知識を手に入れ、理解したいと考えるサインです。抽象的な思想や哲学などに興味を持ち、学びを深めていくことをよしとます。

 射手座の求める深い知識は、必ずしも生活の役に立つ「使える知識」であるとは限りません。しかし人間がこれまでもこれからもあらゆる学術においてたゆまぬ知識の探究を続けているからこそ、人々はより便利な生活を手に入れ、そしてより深い思想を持つことができているのは疑いようもないことです。

 また、双子座の求める実践的な知識は、ともすると広く浅くとなりがちですが、それは生活の役に立つものであり、すぐに実用できるものです。

 広く浅く「使える」知識だけを追い求めても、学問は発展しません。かといってただただ研究のための研究を重ねているだけでは、実生活に活かすことができません。

 双子座が集める知識がやがて射手座によって深く掘り下げられ、射手座が掘り下げた知識の中からまた双子座の求める実践的な知識が出てくることもあります

 双子座的な知識の収集と、射手座的な知識の探究とは、やはりどちらも必要なものなのです。

蟹座と山羊座 「プライベートな繋がり」と「パブリックな繋がり」

 蟹座は水のサイン、山羊座は地のサインで、どちらも活動宮・女性星座です。

 蟹座は共感というものを大事にしていて、自分の感情で他人と繋がっていこうとするサインです。人間関係でいえば、家族などの近しい間柄の人たちとの繋がりを大切にします。

 一方で山羊座は、社会的な完成を目指すサインです。会社などの組織における、パブリックな繋がりに重きをおくといえます。

 プライベートな繋がりも、パブリックな繋がりも、社会生活を送る上では外せない要素です。

 もちろん、必ずしもプライベートが家庭でパブリックが職場、とは限りません。友達や恋人、気のおけない仲間たちとの人間関係もプライベートなものでしょうし、地域活動やご近所さんとの交流といったものもパブリックなものといえるでしょう。

 あるいはオンラインでの広い繋がりも、ある種パブリックな繋がりと言えるのではないかと思います。数十人、数百人、数千人……という多人数と、それぞれ同等にプライベートな関係を築くというのはちょっと難しいことです。

 やはりこれらもバランスが大事です。片方に問題があればもう片方を充実させる。片方しかないような状態ならもう片方の繋がりもつくる。

 そして可能ならば両方の繋がりをより良いものにしていく。そうやって人は幸福度を高められるのではないのでしょうか。

 人間という社会活動をする動物に生まれた以上、よっぽど変わった生き方をしない限りは、他人とまったく繋がらずに生きていくということは不可能なのです

獅子座と水瓶座「わたしを認めてほしい」と「みんなを認めたい」

 獅子座は火のサイン、水瓶座は風のサインで、どちらも固定宮・男性星座です。

 獅子座は自分の個性を打ち出して注目を浴び、他人に認められることによって自分の存在価値を認めようとします。

 一方で水瓶座は、集団というものを大切にしていて、その集団の中のひとりひとりへと目を向けようとするサインです。

 獅子座が「わたしを認めてほしい」と望んでいるとすれば、水瓶座は「みんなを認めたい」と願っているのです。

 人は誰しも、承認欲求を持ちあわせています。承認欲求が肥大化してそれに振り回されるとしんどくなってしまいますが、適度な承認欲求はモチベーションとして健全に働きます。

 そして人は、他人を認めたいという気持ちをも、やはり持っているのです。

 人間関係で大切なのは「認めあう」ことです。たとえ相手の考えが理解できなくても「あなたはそう思っているんだね」と、認める。

 理解できないことは悪ではありません。けれど、認めず、頭ごなしに否定して、排除することは、いいことではありません。

 そして同じように相手からも自分を認められる。たとえ理解されなかったとしても、「あなたはそう思っているんだね」と、認めてもらえる。それだけでも心は救われるものです。

 もちろんその先に、話し合いや歩み寄りが必要なこともあるでしょう。けれどそれも、根底で「認めあう」ことができてこそです。

「わたしを認めてほしい」ばかりでは、当然角が立ちます。「みんなを認めたい」ばかりでは、やがてフラストレーションが溜まります。

 このふたつもやはり、バランスが大事なところではないでしょうか。

乙女座と魚座 「現実世界を生きる」と「精神世界を生きる」

 乙女座は地のサイン、魚座は水のサインで、どちらも柔軟宮・女性星座です。

 乙女座は実務的で、目の前にある現実を着々とこなしていくようなサインです。人の役に立つことを好みますし、自分の役に立たないものは切り捨てようとします。

 一方で魚座は、自分と他人の境界を溶かしてすべてをひとつにしたい、そんな精神世界を生きるようなサインです。役に立つもの・役に立たないものといった区別をせず、全てを包みこもうとします。

 わたしたちは確かに現実世界を生きていますが、目の前にある現実だけを見つめて、ひたすら実務を繰りかえすだけでは疲れてしまいます。

 かといって精神世界に思いを馳せて夢想に遊んでばかりでは、実生活が成り立ちません。

 役に立つものは確かにとても必要なものですが、だからといって役に立たないものをすべて捨て去ってしまえば、生きることはきっと無味乾燥なものになってしまうでしょう。

 もちろん、だからといって役に立たないものをなんでもかんでも溜めこんで握りしめていたら、ほんとうに必要なものを手にすることができなくなってしまいます。

 現実世界と精神世界とは切り離せるものではなく、表裏一体となってくっついているものなのです。どちらか片方だけに生きることは、できないのではないでしょうか。

何事もバランスが大事

 以上、12サインを6つのペアに分けて見てきました。

「主観的なわたし」と「客観的なわたし」、「現状維持」と「現状打破」、「知識の収集」と「知識の探究」、「プライベートな繋がり」と「パブリックな繋がり」、「わたしを認めてほしい」と「みんなを認めたい」、「現実世界を生きる」と「精神世界を生きる」。

 どれも人生を送るうえでバランスよく必要になる組み合わせではないでしょうか。

 12サインはバラバラに点在しているわけではなく、12個そろってひとつの円となります。それぞれのどの特性も、人が生きていくうえでの重要な要素となっているのです。

 もちろんなんでも綺麗にバランスが取れればいいというものでもありませんし、人それぞれ得手不得手もあります。それは優劣ではなく、個性です

 ですが、どこかの要素が強すぎる、あるいは弱すぎることで困ることがあれば、その対極にある要素に目を向けることで、道がひらけてくるのではないでしょうか。

 あなたの生活に12のサインが彩りを与えてくれることを願っています。 

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