今日は、明日10月12日のホロスコープにおける「ヨード(ヨッド)」という複合アスペクトについて見てみます。
こちらが、10月12日 12:00 時点でのホロスコープです。
ふたつのクインカンクスとひとつのセクスタイルによる「ヨード」
獅子座にある月と山羊座にある木星・冥王星、そして獅子座にある月と魚座にある海王星は、それぞれクインカンクス(150度)のアスペクトでつながっています。そして、山羊座の木星・冥王星と魚座の海王星はセクスタイル(60度)の関係にあります。

このようにしてできる二等辺三角形の複合アスペクトを「ヨード(ヨッド)」と呼びます。
クインカンクスを成すふたつの天体は二区分・三区分・四区分のいずれにおいても異なり、まったく異質なエネルギーを持っていると言えます。
自分の個性を打ち出して、他人の注目を浴びたい獅子座の月。そこへ山羊座の木星・冥王星は、社会の役に立ちなさい、と圧をかけます。
また魚座の海王星は、自他の境界を取り払って人々を愛するように、献身的になるように、と獅子座の月に求めます。
このように、月と木星・冥王星、月と海王星はそれぞれ、どこか葛藤を抱えた関係にあります。
しかし山羊座の木星・冥王星と魚座の海王星はセクスタイル(60度)という調和的なアスペクトをとっています。
海王星の献身的な態度は、社会の役に立とうとする木星・冥王星の手助けになります。
そうやって人々を愛し、社会の役に立つことが、ときに人々の注目を集めて、獅子座の月の願望を満たすこともあるのです。
承認欲求のさじ加減
注目を浴びたい、他人に認められたい、そういった承認欲求は、行き過ぎれば自分を苦しめ、他人を振り回しかねません。しかし承認欲求は基本的に誰もが持っているものであり、適度であればそれは行動を起こすモチベーションになり得ます。
むしろ、自分には承認欲求なんてない、そんなものを持っていてはいけない、と、抑圧したり見て見ぬ振りをしたりしていると、かえって苦しくなってしまうでしょう。
理想は「自分の承認欲求は自分で満たす」ですが、なかなか難しいところもあります。
それに、行動の起点が承認欲求だったとしても、その行動が誰かを救うことだってあるのです。
あるものはあるのだから、まずはそれがあるということを受け入れる。「そんなものありません」と自分に嘘をついても、自分にはバレています。
受け入れたうえで、うまくモチベーションに変えていく。
もちろん、行動したにもかかわらず、誰にも認められず落ち込んでしまうこともあるでしょう。けれど大事なのは認められるかどうかではなくて、行動を起こしたことそれ自体です。なにより、あなたが行動を起こしたことを、少なくともあなただけは絶対に知っているのです。
あなたが承認欲求と上手につきあっていけることを、願っています。