生まれた時間がわからないけれど月星座が知りたい、という方のために、月星座の調べ方をまとめました。
月星座って何? という方は、ぜひ下の記事を読んでみてください。
正確な月星座を知るには生まれた時間と場所が必要
占星術では、一般的に知られている太陽星座の他に、月星座や水星星座、金星星座など、10個の天体の星座を見ます。
月は公転周期が27日ほどで、12星座を一周するのが他の天体に比べてとても早いです。
ひとつの星座に2日半ほどしか滞在しないため、同じ誕生日でも朝と夜では月星座が違うことがあります。
そのため、正確な月星座を知るためには生年月日だけではなく、生まれた時間も必要となります。
また、生まれた場所によっても星の配置は変わってくるため、生まれた場所も重要になります。
ただ、自分の生まれた時間まではわからない、という方も多いかと思います。
そこでこの記事では、誕生日だけから月星座を調べる(推測する)方法を解説します。ざっくりとした手順は以下のようになります。
- 生年月日の正午(12:00)でホロスコープを出す
- 月の星座と度数をチェックする
- 度数によっては前後の星座の特徴をチェックする
- 自分に当てはまるものを採用する
まずは生年月日の正午(12:00)でホロスコープを出す
まずは生年月日の正午(12:00)のホロスコープを出します。
無料でホロスコープを出せるサイトはたくさんありますが、おすすめはこちらのサイトです。
会員登録(無料)が必要ですが、一度登録してしまえば、一般的なジオセントリック占星術だけでなく、ヘリオセントリック占星術のホロスコープも出すことができます。
このサイトの詳しい使い方は以下の記事で解説しています。
他のサイトのホロスコープでも、度数までわかるものであれば大丈夫です。
さて、生年月日を入力して時刻を「12:00」にします。また、日本で生まれたけれど詳しい場所がわからない、という場合は、場所を「東京」にします。
そしてホロスコープを算出します。上のサイトを使う場合は「クリックでホロスコープを表示する」をクリックすると、ホロスコープを出すことができます。
月の星座と度数をチェックする
ホロスコープが表示されたら、月の星座と度数をチェックします。

月の部分を拡大したものが下の画像です。

たとえばこのホロスコープでは、月が魚座にあることがわかります。
さらに外側にある「°」のついた数字が「度」で、内側にあるなにもついていない数字が「分」です。
つまり、この人の月は魚座の19度15分にあることがわかります。
度数が「7°」から「22°」の場合
月の位置する度数が「7°」から「22°」の間にある場合、あなたの月星座はホロスコープに出た星座と同じになります。
これは、あなたが日付が変わってすぐに生まれていたとしても、次の日になる直前に生まれていたとしても、どちらにせよその星座が月星座だった、ということを意味しています。
度数が「7°」より小さいか「22°」より大きい場合
月の位置する度数が「7°」より小さい場合、あなたの月星座はホロスコープに出た星座か、そのひとつ前の星座になります。
月の位置する度数が「22°」より大きい場合、あなたの月星座はホロスコープに出た星座か、そのひとつ後の星座になります。
具体的には下の表のような対応になります。
ホロスコープ上の 月の位置 | 実際の月星座 |
牡羊座の7°より前 | 魚座か牡羊座 |
牡羊座の22°より後 | 牡羊座か牡牛座 |
牡牛座の7°より前 | 牡羊座か牡牛座 |
牡牛座の22°より後 | 牡牛座か双子座 |
双子座の7°より前 | 牡牛座か双子座 |
双子座の22°より後 | 双子座か蟹座 |
蟹座の7°より前 | 双子座か蟹座 |
蟹座の22°より後 | 蟹座か獅子座 |
獅子座の7°より前 | 蟹座か獅子座 |
獅子座の22°より後 | 獅子座か乙女座 |
乙女座の7°より前 | 獅子座か乙女座 |
乙女座の22°より後 | 乙女座か天秤座 |
天秤座の7°より前 | 乙女座か天秤座 |
天秤座22°より後 | 天秤座か蠍座 |
蠍座の7°より前 | 天秤座か蠍座 |
蠍座の22°より後 | 蠍座か射手座 |
射手座の7°より前 | 蠍座か射手座 |
射手座の22°より後 | 射手座か山羊座 |
山羊座の7°より前 | 射手座か山羊座 |
山羊座の22°より後 | 山羊座か水瓶座 |
水瓶座の7°より前 | 山羊座か水瓶座 |
水瓶座の22°より後 | 水瓶座か魚座 |
魚座の7°より前 | 水瓶座か魚座 |
魚座の22°より後 | 魚座か牡羊座 |
これで、生まれた時間がわからなくても月星座を二種類にまで絞ることができます。
それぞれの月星座の特徴
月星座が二種類に絞れたら、あとは月星座ごとの特徴から、ある程度どちらなのかを推測することができます。
月は占星術の世界では「素の自分」や「ありのままの自分」といったものを表します。また「プライベートな自分」でもあります。
一般的に広まっている太陽星座よりも、その人の性格を表していることも多いです。
それぞれの月星座の特徴を、とてもざっくりとではありますが表にしてみましたので、自分の月星座を推測する材料にしてみてください。
月星座 | ざっくりとした特徴 |
牡羊座 | 行動的、直観的 短気になってしまうことも |
牡牛座 | 温和、粘り強い 頑固になってしまうことも |
双子座 | 社交的、好奇心旺盛 飽きっぽくなってしまうことも |
蟹座 | 感情豊か、人情味あふれる 依存的になってしまうことも |
獅子座 | アピール上手、寛大 傲慢になってしまうことも |
乙女座 | 論理的、現実的 神経質になってしまうことも |
天秤座 | 社交的、バランス感覚にすぐれる 人の目を気にしすぎてしまうことも |
蠍座 | 集中力がある、探究心に溢れる 疑い深くなってしまうことも |
射手座 | 理想が高い、自由奔放 無責任になってしまうことも |
山羊座 | 真面目、責任感が強い 常識にとらわれすぎてしまうことも |
水瓶座 | 個性的、自由な発想を持つ 冷たい人になってしまうことも |
魚座 | 共感的、鋭い感受性 人から影響されやすくなってしまうことも |
人間の性格が12種類に分けられるわけではない
上の表はかなりざっくりしたものですし「どっちにも当てはまらないよ」という方もいらっしゃるかもしれません。
そもそも生まれたときの天体の位置関係によっては、月の質があまり出てこない方もいらっしゃいます。
また、生きていく中で無意識のうちに月の質を押し込めてきてしまった、という方もいらっしゃるでしょう。
そういう場合は「どちらかというとこっちがいいな」というものを自分の月星座にしてしまうのはいかがでしょうか。
あるいは「どっちも採用したい!」でも構わないと思います。
上の表では人間を月星座によって12種類に分けたことになりますが、もちろん人間を12種類に大別することなんてできません。
あなたは、あなたです。世界にたったひとりの、あなたです。
こういう記事を書いておきながら身も蓋もありませんが、月星座を知らなくても生きていけます。
星読みの世界に限ったとしても、人は月星座の他に主要な星座を9種類も持っています。
たとえば「月星座占い」に出会ったら「わたしは月星座魚座ということにしておこう」みたいに、あまり神経質にならずに星読みの世界を楽しんでいただけたらな、と思います。