今回は明日のホロスコープに現れる「Tスクエア」について見てみます。
こちらが明日2020年11月13日 12:00 時点でのホロスコープです。
火星と月・金星と木星・冥王星によるTスクエア
火星と月・金星はオポジション(180度)、そして火星と木星・冥王星はスクエア(90度)、月・金星と木星・冥王星もスクエア(90度)です。このようにしてできる二等辺三角形の複合アスペクトを「Tスクエア」といいます。

Tスクエアは対立や葛藤を表すオポジションとスクエアから形作られるため、緊張感のある複合アスペクトです。
月・金星は天秤座に、火星は牡羊座に、木星・冥王星は山羊座にあります。天秤座・牡羊座・山羊座はいずれも活動宮なので、物事を始めるようなエネルギーには溢れているものの、目指す方向がばらばらで足を引っ張り合います。
天秤座は調和を愛するサインです。月は個人の内面や感情を、金星は楽しみを表す天体なので、天秤座の月・金星からは、他者と調和して楽しみたい、ほっとしたい、といったような様子が見てとれます。
牡羊座は自己主張のエネルギーに溢れたサインです。火星は行動や衝動の天体であり、牡羊座の火星からは、がんがん自己主張していきたい、といった様子が見えてきます。
山羊座は社会的立場を考えるサインで、社会の役に立つことをよしとします。木星はあらゆる物事を拡大・発展させていきます。また、冥王星は一度死んで生まれ変わるほどの大きな変容を司っています。
自分が最も望んでいるものは何かを考える
このTスクエアでは、
- 他者と調和したい
- がんがん自己主張したい
- 社会の役に立つべし
といったエネルギーが、あっちへこっちへとそれぞれの方向に伸びようとします。
あまりに自己主張が激しいと、他者との調和が崩れてしまうかもしれませんし、社会の役に立てるかはわかりません。
他者との調和だけで、社会の役に立つことができるかどうかはわかりませんし、調和することに傾きすぎると自己主張が大人しくなってしまうかもしれません。
社会の役に立とうと思ったら、ときに自己主張を抑えなければいけないこともあるでしょうし、反対に”出る杭”となって、調和から外れなければならない場面もあるでしょう。
自分がいま最も望んでいることは何か? それを考えて、その望むもののために突き進めるといいですね。
また、そのときその場にあわせて自己主張の強さを変えるのは、いたって自然なことですが、主張の強さにかかわらず、いつでもしっかり「自己」を持っておくことも大切です。
あなたが望むものをしっかり見つめられることを、願っています。