明日2021年5月14日の 7:38 頃、木星が水瓶座から魚座へと移動します。
こちらが、そのときのホロスコープです。
木星が星座を移動すると世の中のムードが影響を受ける
木星は拡大・発展の星ですが、この木星が星座から星座へと移動すると、世の中のムードが移った先の星座の象徴するようなものに変わります。
変わるといってもいきなりガラッと変わるのではなく、徐々に変化していきます。
さらに木星は5月14日に魚座に移動した後、6月21日には逆行を開始し、7月28日にはまた水瓶座に戻ってきます。
本格的な魚座木星期が始まるのはさらにその後、12月29日からです。
なので、今回の5月14日から7月28日までの魚座木星期間は、12月29日から本格的に始まる魚座木星期の前準備のような役割を持っていると考えられます。
木星が魚座にあるとどんなムードが生まれるのか
木星が魚座にあると、世の中のムードは「魚座的な」影響を受けます。
魚座が象徴するのは無性の愛です。
自分と相手の間にある境界線を取り払って、すべてを愛する。それが魚座の特徴です。
ですから、たとえば人々がもっと思いやりを持つようになるかもしれません。
また、助けあいの精神がより多くの人の中に生まれるでしょう。
一方で魚座はスピリチュアルなものも司っています。
星読みに限らず占いなどが、もっと多くの人に受け入れられるようになるかもしれません。
冥王星・海王星・太陽によるミニトライン
木星が魚座に移動するときのホロスコープには、冥王星・海王星・太陽によるミニトラインという複合アスペクトが現れています。

冥王星と太陽はトライン(120°)、冥王星と海王星、海王星と太陽はどちらもセクスタイル(60°)です。
このようにしてできる二等辺三角形の複合アスペクトを「ミニトライン」と呼びます。
ミニトラインの頂点にある天体同士は、調和的な関係にあります。
豊かさを求める牡牛座の太陽の意図を、冥王星と海王星がしっかりサポートしてくれます。
助けが必要なら声をあげる
助けが必要でも、誰にも相談できず、ずっと一人で抱えこんでいる方はたくさんいらっしゃると思います。
ですが、助けを求めることは恥ずかしいことではありません。
むしろ勇気が必要かもしれませんが、助けが必要なら声をあげるべきです。
声をあげなくても、気付いてもらえれば助けてもらえるかもしれません。
ですが、多くの人は「声をあげる」ことができないがために、ほんとうは助けが必要なのに一人で抱え込んでしまっているように思えます。
もしかしたら、助けを求めて拒絶された経験があるのかもしれません。
それはとても残念なことですが、だからといってこれから求める助けがすべて拒絶される、ということにはなりません。
いつかその悩みが解決してから、今度はあなたが他の人に手を差し伸べればいいのです。
そうやって優しさの循環する社会になってほしい、と思います。
あなたが必要なときには助けを求めることができるよう、願っています。