明日の空模様の、木星と冥王星のコンジャンクション(0度)について、見ていきます。
こちらが、2020年11月20日 12:00 時点でのホロスコープです。
木星と冥王星のコンジャンクション
第12ハウス・山羊座にある木星と冥王星が、ほぼ誤差なくコンジャンクション(0度)となっています。

第12ハウスは、個人の深層心理や、眠っているときに見る夢、精神世界、そして人々の間にある集合的無意識といったものをも包括してるハウスです。とにかく、「目に見えない世界」ですね。
また、第12ハウスは「新しいサイクルへの準備の場所」でもあります。
12のサインはばらばらに独立しているのではなく、ひとつの円を描いてひとまとまりになっています。そして、魚座まできたらその次はまた一番目の牡羊座……、とぐるぐる回りながら進化していきます。
イメージは”螺旋階段”です。螺旋階段はぐるぐる回るけれど、回りながらどんどん上に昇っていくことができますよね。ただ同じ平面の上をぐるぐる回っていても成長できませんが、ぐるぐる回ってるようでいて、実は少しずつ昇っている、ということもあるのです。
12のハウスもまた、第12ハウスへ来たらそこで終わり、というものではなく、ぐるぐると回りながら、そのサイクルを進化させてゆくのです。
さて、山羊座は社会の役に立つことをよしとするサインです。また、目標のための努力は惜しみません。
木星は物事を発展・拡大させてゆく天体です。それ故に吉星として親しまれていますが、良いものも悪いものも、拡大させていきます(良い・悪い、というのはあくまでそれぞれの人の主観的なジャッジですからね)。
冥王星は本質をごっそり変容させるような力を持っています。一度死んで、生まれ変わる……、まさにそんな”変容”を一手に引き受けているのが、冥王星です。
また、冥王星は自分の持っている底力を思い出させてくれる星でもあります。木星と冥王星のコンジャンクションは、自分の本質を広げてくれるポイントとなるかもしれません。
ただし、自分の本質に沿っていないことをすると、そちら側に広がってしまう、ということには注意したいところですね。
なお、今年2020年には、この木星と冥王星のほぼぴったりとしたコンジャンクションが、これで3回目です。一度目は4月5日、二度目は6月20日でした。人によっては、このタイミングの前後で何かしらのターニングポイントを迎えた、あるいは迎える、ということもあるでしょう。
明日は、自分の本質というものを改めて見つめてみたい、そんな日になりそうです。
ただ、人って、自分のこととなるとよくわからない、というのが常ですから、周囲の人に「わたしはどんな人だと思う?」なんて、訊いてみるのもいいかもしれません。思わぬ発見があるかもしれませんよ。
そして木星と冥王星が第12ハウスにあるように、わたしたちもまた新しいサイクル(例えば、年末から始まる「風の時代」)のための準備を、少しずつ進めていくとよいでしょう。
あなたが12サインの螺旋階段をどこまでも昇っていけることを、願っています。