【牡羊座の満月】他者がいてこそ「わたし」の個性が輝く

 2020年10月2日 6:05、牡羊座の満月を迎えます。

 今回はいくつかの天体のアスペクトから、この満月について読みといていきます。

「牡羊座の満月って何?」「満月に星座があるの?」という方は、ぜひ【満月の星座とは?】10天体それぞれに星座があるをご覧ください。

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5つのアスペクトに注目

 さて、こちらが今回の牡羊座の満月のときのホロスコープです。

 今回は、以下の5つのアスペクトに注目してみます。

アスペクト度数
水星天王星オポジション180度
金星火星トライン120度
火星土星スクエア90度
太陽天王星クインカンクス150度
水星金星セクスタイル60度

 ここで扱う天体のサインとハウスは、以下の通りです。

ハウスサイン
太陽第12ハウス天秤座
水星第1ハウス蠍座
金星第11ハウス獅子座
火星第7ハウス牡羊座
土星第4ハウス山羊座
天王星第7ハウス牡牛座

水星と天王星のオポジション:まずは自分にあるものに目を向ける

 第1ハウス・蠍座にある水星と、第7ハウス・牡牛座にある天王星がオポジション(180度)のアスペクトをとっています。

 天王星の位置する第7ハウスはパートナーシップを司るハウスであり、「他者とうまいことやっていく」というステージです。また、牡牛座は自分の持っているものや経験などを大事にして、現状維持をはかろうとするサインです。

 一方、水星の位置する第1ハウスは自己認識をして自己表現していく場所であり、蠍座は相手と徹底的に関わり深い関係を結ぶことによって、自分を変容させようとするサインです。

 水星は学びやコミュニケーションといったものを象徴します。他者との深い関わりを通して自己表現をしようとする水星に、天王星は「その前に自分の手の中にあるものを見据えよ」と、圧をかけてきます。

 他者と関わることによって浮き彫りになる自分の姿というものは確かにありますが、その前にまずあなたはあなたとしてちゃんと存在できていますか、と天王星は問いかけてくるのです。

金星と火星のトライン:身近なコミュニティの中で個性を認められる喜び

 金星は第11ハウス・獅子座にあります。

 獅子座は自分の個性を打ち出して人々に認めてもらうことを願うサインで、金星は楽しみを表す天体です。

 第11ハウスはコミュニティやグループでの活動といったものを象徴するハウスですから、この金星はコミュニティの中で自分の個性を認められ、そしてそれを楽しもうとしている、といえるでしょう。

 その金星に、第7ハウス・牡羊座にある火星がトライン(120度)という調和の角度をとっています。

 第7ハウスは先ほど出てきた天王星も位置しているハウスで「他者とうまくやっていく」というステージです。

 そして牡羊座は自分というものを外の世界へと表現する純粋なエネルギーにあふれています。火星は行動の星であり、このエネルギーを後押ししています。

 自分という存在を世界へ表現しながら、他者とうまくやっていく。そのエネルギーで、さらには個性をコミュニティの中で認められ、そのことを楽しむことができる

 金星と火星のトラインからは、そんな喜ばしいシーンが見えてきます。

火星と土星のスクエア:より広い社会で自分を認めてもらうために

 さてそんな火星は、第4ハウス・山羊座にある土星とスクエア(90度)という、緊張感の漂うアスペクトをとっています。

 山羊座は社会的な完成を目指すサインであり、社会活動を通じての自己表現を試みます。

 また、土星は制限や制約といったものを司っています。

 思うままに自己表現したいというエネルギーに満ちた火星に、土星が「社会的立場をちゃんと考えなさいよ」と、言い含ませているかのようです。

 火星にとってこれは、ストレスになるかもしれません。

 しかし、思いつくまま内側から沸きあがるエネルギーに任せて自己表現するのではなく、社会的立場というものを考えつつ、上手にエネルギーをコントロールできれば、狭いコミュニティを出たもっと広い社会の中で認められることができるかもしれません

太陽と天王星のクインカンクス:物事をスムーズに進めるには視点の調整も必要

 上でも出てきたように、天王星は第7ハウス・牡牛座にあります。牡牛座は自分の持っているものを大切にしており、自分の感覚というものを基準に物事を進めていこうとします。

 一方、太陽は天秤座にあり、天王星とクインカンクス(150度)のアスペクトをとっています。

 天秤座は他者との調和を重んじるサインで、全体のバランスを見ながら物事を進めていくことを望みます。

 クインカンクスのアスペクトをとっている太陽と天王星は、どう物事を進めていくかという点で、葛藤を抱えています。

 自分の感覚を第一にするか、全体のバランスを優先させるか、その間で板挟みになっているのです。

 しかしこのふたつの姿勢の間をうまく調整することができれば、新たな視点によって物事をスムーズに進められる可能性があります。

水星と金星のセクスタイル:他者がいてこその「わたし」という存在

 水星と金星はセクスタイル(60度)のアスペクトをとっています。

 他者との深い関わりを通して自己表現を試みる水星と、コミュニティの中で自分の個性を打ち出して認められたい金星。

 両者は「他者がいてこその『わたし』という存在」という共通項を持っています。

 個性が輝くのは、みんながそれぞれ違いを持っているからです。そしてみんなが違いを持っていることに気付けるのは、自分以外の存在があるからです。

「あなた」がいるから「わたし」は「わたし」として存在することができる。

 水星と金星のアスペクトは、そんなことを伝えてきているように思えます。

終わりに:「わたし」を「わたし」たらしめるもの、「あなた」を「あなた」たらしめるもの

 天王星が水星へと問いかけるように、まずは自分が自分として存在していなければ、自己表現もなにもありません。

 けれど、水星と金星の関係性からも見えてくるように、「わたし」を「わたし」たらしめるのは、他者なのです。

 まず表現した自己を、他者が見てくれるということ。そして自分と他者の間に違いがあることによって、自分という存在の独自性が浮き彫りになるということ。

 逆にいえばわたしたちは、誰かをその人たらしめるための存在にもなり得るのです。

 こういったことも踏まえつつ、火星のエネルギーを利用して自己表現していきましょう。そしてそのステージを身近なコミュニティからもっと広い社会というものまで広げようとしたときに、土星が制限をかけてきたように、エネルギーのコントロール方法を学ぶ必要があることに気づくでしょう。

 この満月をきっかけに、あなたがあなたとしてより輝いていけることを願っています。

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